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この号の内容
春の会議に関する総括報告
ZIMS計画の最新情報
ISISの連絡に関する調査の結果
SPARKSは馬の希少な品種を救うために役立ちました
春の会議に関する総括報告
ASOCIACIÓN LATINOAMERICANA DE PARQUES ZOOLÓGICOS Y ACUARIOS (ALPZA) 会議
ISISの専務理事であるネイト・フレスネスは、この4月 に開催されたALPZAで、はじめてスペイン語でプレゼンテーションを行いました。ラテンアメリカの動物園水族館から40名の園館長が参加したこの会議は、ラテンアメリカ地域にZIMS計画を紹介する機会を与えてくれました。
参加者は積極的で、ZIMS計画に刺激されたようでした。
アメリカ動物園水族館協会(AZA)の法制化会議はISIS/ZIMS P計画にとって成功でした
多くのアメリカ合衆国の動物園長は、ワシントンで開催されたアメリカ動物園水族館協会(AZA)の懸案事項ならびに法制化に関する園館長会議(retreat and legislative conference)(訳者注:日常業務内容にとらわれず総括的に業界全体の問題を討論するための会議と議員に対して動物園水族館運営に必要とされる内容の法制化を働きかけるための会議の複合会議)の期間中に時間を作って、ZIMS計画に対するさらなる資金助成を国会議員に働きかけました。
昨年、アメリカ合衆国議会は50万米ドルをISISに充当しました。今年は我々の基金の目標額である1000万米ドルに到達させるために、さらに450万米ドルを要求しています。
会議中の努力により、ほぼ40人の議員と7人の上院議員がZIMS計画に対して資金を提供するように議会を説得するための手紙に署名しました。
ワシントンでこの働きに従事してくれた園館長の皆さんに感謝します。
ARAZPA-SEAZA合同年次総会
オーストラレーシア動物園水族館協会(ARAZPA)と、東南アジア動物園協会(SEAZA)は、オーストラリアのメルボルンで5月の始めに合同会議を開催しました。ISISの代表は、会議の参加者に対して我々の進捗状況を説明しました。出席者はZIMS計画の進展に刺激されたようでした。
さらに、世界動物園水族館協会(WAZA)は、ARAZPAとSEAZAの合同年次総会の期間中に、世界動物園水族館保全戦略(The World Zoo and Aquarium Conservation Strategy)を刊行しました。この件に関する詳細は、www.waza.org を参照してください。
ZIMS計画の最新情報
ZIMS計画の第一段階である全体的なデザインは終了しました。ほぼ500人のボランティアが、ZIMSソフトウェアーの持つべき機能についての仕様書の作成とチェックに多くの時間を費やしてくれました。これらのボランティアの多大なる貢献がなければ成し得なかったことです。感謝します!
現在、ISISの専門技術アドバイス委員会(SAC)、国際動物情報システム委員会(IADISC)、ISISスタッフの核となるグループは、ソフトウェア作成の請負会社であるCGI社がソフトウェアの開発作業において、これらの仕様を反映させられるよう手助けしています。この作業によって、CGI社はユーザーがZIMSソフトウェアに触れるために必要な画面や操作ボタンを作っていくことになります。
我々は、会員のトレーニングと新システムへの準備のための計画を開始しています。これらの計画については、近い将来により詳しくお知らせします。
ZIMSU(動物学情報管理システム)ソフトウェアを利用するために必要なハードウェア情報
ZIMSは3つのモデルで利用可能となる予定です。それぞれの施設によって最もそのニーズに適したモデルを選んで利用することになります。我々の会員がZIMSへの準備を行うのを助けるために、ZIMSソフトウェアの各モデルを利用するのに必要とされるハードウェア(機器)の必要機能条件を以下にリストアップします。(この情報はISISのホームページでもご覧になれます。)2006年の中頃に会員に対するZIMSのトレーニングを開始できればと考えています。
ZIMS APS モデル
このモデルは、銀行や航空会社の予約システムのように機能し、ホームページ上から操作できます。このモデルは、高速のインターネット接続が可能でユーザーがそれほど多くない小〜中規模の動物園水族館に適しています。このモデルを利用するのに、多くの情報技術(IT)に関する専門知識は必要ありません。
以下の条件が必要になります。
・ ペンティアム3かペンティアム4を搭載したコンピューター
・ 高速で信頼できるインターネット接続環境
・ インターネット・エクスプローラー(5.5かそれよりも新しいバージョン)
ZIMS ローカルホストモデル
このモデルは、チケット販売か財務システムのように機能します。ZIMSは他のアプリケーション・ソフトウェアに「話しかけ」ます。多くのユーザーを有する施設であってもかまいません。このモデルは中規模から大規模の、ITの専門家を擁する施設向けのものです。もし、あなたの施設が、自分のデータのコピーを自分自身のサーバーに保持しておかなければならないと決められているような施設でしたら、このシステムを使わなければなりません。
以下の条件が必要になります。
・ ペンティアム4プロセッサーを搭載したサーバー2台
・ マイクロソフトSQLサーバー
・ マイクロソフト ウィンドウズ サーバー
・ 1GBのRAM
・ 少なくとも100GB のハードディスクスペース
・ インターネット接続環境
ZIMS スタンドアローンモデル(単体独立モデル)
これは、インターネット接続が制限されており、一人か二人の人しか操作せず、IT専門家がいないような施設のための、単体のコンピューター版のモデルです。
以下の条件が必要になります。
・ ペンティアム4プロセッサーを搭載し、少なくとも512MBのRAMと40GBのハードディスクスペースを有するコンピューター
・ ウィンドウズ2000 かそれ以降のシステム
・ マイクロソフトQLSパーソナルと、ダイヤルアップ・インターネット接続環境
もし、これらの必要条件についてご質問があるようでしたら、ISISのサポートまでご連絡下さい。 ( TEL +1.651.209.9250; E-mail support@isis.org).
ZIMSの機能性
ISIS Newsのそれぞれの号で、ZIMSのソフトウェアーによって我々会員にもたらされることになる新しい機能を紹介していきます。
並列状態所有権(range-state ownership)のための先進的な追跡システム
現在のISISのシステムでは、所有権の追跡については2つのレベルしか設けられていません。これでは、ある動物がある施設の財産でありながら、他の施設に貸し出されていて、かつ政府のような第三者に「所有」されているような状況では、問題となります。(このような状況を「並列状態所有権:range-state ownership」と呼んでいます)
ZIMSは3つのレベルの所有権管理機能を提供しますので、このような状況もZIMSのデータベースに適切に記録されます。
ISIS の連絡に関する調査の結果
388の会員よりISISの連絡に関する調査についての回答をいただきました。感謝します。今後の連絡についての取り組みにとって、大変手助けとなります。
連絡に関する調査で、会員は概ね現在のISISの連絡に関する取り組みに満足しているものの、いくつか改善すべき点があることが示されました。86%以上の応答者が、連絡に関して全体的に良いと評価していますが、一方で11%以上の人が安定していないと回答しており、ISISの連絡に関するプログラムを改善する必要があることが示されました。詳細な結果についてはここをクリックしてください
SPARKSは馬の希少な品種を救うために役立ちました
The Chronicle of the Horse(馬新聞) という雑誌の最近の記事で、ISISの単一個体群記録分析システム(Single Population Analysis & Records Keeping System (SPARKS))ソフトウェアがクリーヴランドベイ(Cleveland Bay)という希少な純血種を救っていることが取り上げられました。
クリーヴランドベイは世界でも最も古いイギリス原産の馬です。モルガン種やクライズデール種を含む、非常に多くの馬の品種の元となる血統です。世界中に純血種のクリーヴランドベイは約500頭しか残されていません。アメリカ家畜品種管理委員会(The American Livestock Breed’s Conservancy)はクリーヴランドベイを“絶滅危惧種(critical)”にリストアップしています。
1700年の頃まで可能な限りさかのぼってデータがSPARKSに入力されています。182の創始個体(ファウンダー:血統が独自性を有し独立しており、いかなる他の馬の品種とも関わりを持っていないような個体)が有していた独自の系列が、2.5系列にまで減少してきていることが、このデータにより明らかとなりました。
現在では、SPARKSの解析結果に基づいて、ブリーダーは安全に品種の血縁関係を低下させ、遺伝的多様性を増加させられるようなペアを繁殖に用いることができます。ブリーダーはこの種を救うために40年以上も奮闘してきました。今では、SPARKSの導入により、この事業の成功に期待を抱いています。
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